自律神経の種類には「交感神経」と「副交感神経」があります。
それぞれどんな役割をするのでしょうか?
交感神経は、人を活動モードに導くために、体を緊張・興奮させる神経です。
副交感神経は、人を休息モードに導くために、体をリラックスさせる神経です。
つまり、2つの神経は真逆の働きをするのです。
二つの神経は電気のスイッチのように、どちらか一方にカチッと切り替わるわけではありません。シーソーのようにバランスを取り合っていて、状況に応じてどちらか一方が優位になって勢力図を入れ替えながら、バランスをとっています。
例えば食事をすると副交感神経が優位になり、胃腸を動かします。
ご飯を食べると眠くなるのは、副交感神経が休息の役割を担っていることも理由のひとつです。
一方、緊張すると心臓がドキドキしたり、口の中がカラカラに渇いたりネバついたりするのは、交感神経の高まりが原因です。
交感神経は集中力を高めるために血流をうながすので、心拍数が上がります。
同時に、集中力とは関係のない唾液の分泌は抑えてしまうので、口内が乾燥するのです。
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